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小学生から英語を習うメリット・デメリット

小学校で英語教育を導入することに関する是非ではないですよ。

ご家庭で、小さい頃から英語を習うメリット、デメリットについてお話します。

英語教育を始めようか迷っている方が、 メリットやデメリットを知って、

検討する場合の参考になりましたら嬉しいです。

メリットはありそうだけれど、デメリットもあるのかしら?

はい、メリットの方が大きいと思いますが、

注意しなければならないこともあります

それでは、まずメリットからご紹介しましょう。

メリット

耳と発音に効果あり

小さいころからやっていたほうが、英語の発音がよくなる、リスニングができるようになるというのは本当です。

脳の可塑性は赤ちゃんが一番大きく、成長するにしたがって脳神経の発達は取捨選択されていきます。

猫よけの超音波が、子どもだけに聞こえて大人には全く聞こえないということからも分かるように、人間は段々と聞こえる音の波長が限られてしまうのですね

小さい子の脳であれば、微妙な波長の違いを感じられて、真似も上手にできます。

中学生にもなると、(そして、英語を教えてくれる学校の英語の先生が日本人発音だったりすると余計に)日本語のカタカナ発音で英語を覚えて、発音してしまいます。

すると、頭の中で自分のカタカナ発音とネイティブの英語発音が結びつかず

英語のリスニングは苦手だし、自分の日本語発音が通じない・・・、という状況になり、 日本人にありがちな英語を聞くのも話すのも苦手・・という現象につながってしまいます。

英語で

You can’t teach an old dog new tricks, but you can teach old tricks to a new dog.

「老犬に新しい芸はしこめない。若い犬に古い芸はしこめる。」

ということわざがありますが、犬に限らず人間でも、脳というのは若いうちが一番修得が優秀なんです。

英語を話す抵抗がなくなる

英語を学習していても実際に使うのを躊躇してしまう日本人が多い中、小さいころから英語を話すのが自然になっておくと、抵抗がなくなります。

特に、小さい子には文法や読み・書きの練習よりも聞く・話すことから学習するのが向いており、必然的に英語学習が話し言葉から入るので(公文はひたすら書くようですが)、 文法を考えて・・、文を組み立てて・・、単語は・・、という頭の中の日英翻訳を介さずに英語を話せる瞬発力がつくでしょう。

また、英語学習を小さいころから行う副次的な効果として、

小さいころから国際交流ができる

まだ自我が確立しておらず、英語に苦手意識がないからこそ英語で話したり、 外国人にも積極的に接することができます。

特に、英語学習をしている場合には、海外旅行をしたり、外国人とのふれあいを考えるご家庭も多いので、結果的に、外国文化に触れる機会も多くなります。

これにより、日本と外国の違いを認識したり、視野を広げてあげることができます。

もちろん、親御さんが外国と触れ合える機会にアンテナを貼って、情報を集めなければならないのですが、それを子どもと一緒に楽しめる方でしたら親御さんの世界も広がって人生が楽しくなりますよね。

他の言語習得に対するハードルが低く感じる

小さいころからある程度英語を話せると、自信がつきますし、他の言語修得のハードルが下がるようです。
私の周囲では、すでに英語はある程度話せるので、留学など必要に応じて、ドイツ語・フランス語を身に付けよう、とさらっと挑戦してしまう人が多いように感じます。

また、日本に日本語を学びに来ている外国人は、技能実習生など必要に迫られる場合を除いて、英語がすでに堪能で、更に多言語ができ、日本語も勉強してみようという人が多いです。

次に英語を小さい頃から習うデメリットを見ていきましょう。

デメリットも知っておきたいわ。

デメリット

セミリンガルになる危険性

英語の早期教育のデメリットとしては、日本語と英語の習得が両方とも中途半端になる可能性があります。

これをセミ(半分)リンガルと言います。

特に抽象的な概念や哲学などの思考言語の発達には、母国語がしっかり習得されている必要があります。言語が中途半端だと、思考にまで影響を及ぼす可能性があるのです。

『避けるべきは「セミリンガル」。間違いだらけの語学教育』https://www.shidai-tai.or.jp/topics_detail8/id=1117

実際のところ、小学校、中学校、あるいは高校を海外の現地校に留学し、ティーンエイジャーが話すような英語はなんとか身に付けたけれど、学習内容はそれほど身についておらず、その間は日本語でも教育を受けている訳ではないので、ブロークンな英語が話せるけれども、その他の知識が全体的に足りない、大変失礼ながら「残念な帰国子女」になってしまう人もいます

大事なことは、英語をその後の人生で生かすこと、英語を使って人生の選択肢を広げて本人が生きやすくすることです

英語の上達のみに重きをおいて、他のことが疎かにならないように注意したいところです。

そういう意味では、インターナショナルスクールに通う場合も、しっかりとカリキュラムを確認し、漢字の練習や日本語の素養、日本の歴史などは家で補足の学習が必要となるでしょう。

また、バイリンガルは難なく両方の言語が操れるようなイメージをもたれる方もいらっしゃるかもしれませんが、それぞれの言語が中途半端にならないようにキープする必要があるのです。

ある程度習得した言語でも、もちろん使っていなければ忘れます。 つまり、英語力(英語圏に住んでいる日本人の場合は日本語力)の維持を上手に日常生活に取り入れられればよいのですが、それなりの時間も労力も必要ということです。

バイリンガルも大変なのね~。

お金がかかるかもしれない

上述したように、英語は使わなければ忘れるので、英語力を磨いて、保つためにお金がかかるかもしれません。

幼児用の英語学習セットに始まり、こども英会話、英語塾、英語カフェなど、英語力を向上させるためには、継続して習い続けて行くことが多いでしょう。

他の習い事や趣味、塾などの兼ね合いもありますので、限りある教育資金+時間から英語にどのくらいつぎ込むのか、という問題も考える必要があるでしょう。

つまり、早期に英語教育を始めるほど、その維持にお金をかけ続ける期間が長くなる可能性があります。

「可能性がある」というのは、今のインターネット時代はお金をあまり使わないでなんとか上達させる方法も、探せばあるということです。

YouTubeで海外ドラマや映画も見られますし、海外のlanguage exchange(習いたい言語を教え合う)パートナーなどを見つけることもできます。

海外の大学のコースも英語で聞くことができます。大学のコースは履修にはお金がかかっても、視聴だけなら無料のコースも沢山あります。

英語教育の情報も教材もネット上に沢山ありますので、それらをうまく組み合わせて独学も充分可能だと思います。

以上、小さいころから英語を勉強するメリット・デメリットを考察しました。

総じて、母国語を犠牲にしないように気をつけて英語を学習するのであれば、小さい頃からの学習は、耳や話す訓練のためにも、世界を広げるためにも、有効と思われます。

ただし、英語学習は継続が大切なため、継続の方法も考えていく必要があります。継続にはお金をかけることもかけないこともできますが、何よりも本人が楽しく、無理なく続けられる方法を探すことが必要となるでしょう。

最後に、

アップヒルでは文法が理解できるようになる小学5年生から2年間をかけて中学英文法を学習し、その後はその文法を使いながら4技能(書く・読む・話す・聞く)をバランスよく伸ばし、使える英語を身に付けます。

小さい頃から英会話をされている方も、学校のみの方も、英文法に関しては初めてなので一緒にスタートし、英語力を向上させることができます。

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