バイリンガル子育て本のご紹介です。
英語教育の取り組みをお勉強していきましょう♪
この本をお勧めする人
- バイリンガル子育ての姿勢や、事例を知って、背中を押されたい人。
- バイリンガル子育てに有効な方法の選択肢を増やしたい人。
- 子どもと一緒に成長したい人。
この本の主人公「びりちゃん」は、
年長で英語学習を始め、
小6で英検準1級、
中学はバイリンガル校、 に進学しています。
育児書って、成功例を教えてくれるけれど、
それをそのまま自分のところに取り入れようとすると、
なかなか難しいのよね。
育児書で学べるのは、
育児の「姿勢」ですとか、 「工夫のヒント」、でしょうか。
他のことは鵜呑みにしちゃだめです。
目の前の子どもを見るのが一番大切。
(自分に言ってます(^^;。育児書をすぐ手に取っちゃうんです。)
そういう意味で、
本書は、著者(母)の洞察力と行動力が際立った事例で、
著者の「姿勢」と「工夫」がとても参考になり、 読むと勇気がもらえます。
著者は、
子どもをよく観察して、
今子どもがどのような段階かを洞察し、
何を与えたらよいかを絶えず考え、実行しています。
将来困らないように英語を使えるようにしてあげたい、
という母心から、
ある程度英語が自由自在に使えるようになることを最終目標とし、
子どもが年長のときに英語育児を始めています。
実は著者自身も英語を使ったお仕事をされていますが、
自分で教えることにこだわるわけではなく、
子どもに英語を学べる環境を用意することに注力しています。
例えば、
教材がよい、と思ったら
→自宅でフランチャイズの子ども英話学校を始め(これは、ちょっとハードル高いかな?(^^;)、
週1のレッスンだけでは子どもが忘れてしまう、と思ったら
→家庭でのすべての会話を英語に切り替え、
親とだけでは英語をきちんとお話してくれない、と思ったら
→オンラインの先生(フィリピン、ネイティブ)を吟味して習い、
ライティング力が足りない、と思ったら
→ネイティブの先生にライティングの添削指導をお願いする、 など、
必要と思ったあらゆることをすぐさま実行するのです。
本書にはもちろん利用した教材や、オンラインレッスン、
この先生がこのようによかった、という体験も具体的に書いてあるため、
そういった手法を部分的に取り入れることもできます。
けれども、
この本から最も学べるのは、
親の姿勢です。
自分の子どもをよくみて、
今必要なものを考えて、与えてあげること、です。
ちなみに、著者は英語の早期教育には反対の立場で、
幼児のころには、日本語の絵本の読み聞かせを沢山行っています。
海外旅行も、
オンラインレッスンでお世話になっている先生に事前にお願いをすることで、
現地の学校への留学&親子ホームステイに変えて、
親子一緒に楽しんでいます(本当に楽しそう・・)。
こんな風に勇気をもって一歩踏み出すと、
親子で新しい世界が見られそうだ、と 背中を押してもらえます。
著者の姿勢は、英語がテーマでなくても、
スポーツでも、
楽器でも、
何かをがんばって成長している子どもを応援する
親の姿勢として 学べるところが多いと思います。
子育て中の方に読んでいただきたい一冊です。