「そろそろ英検を受けてみようかな・・」と思いついた小学生のために、
自分の子供や生徒さんの英検受験をみてきた経験から、
申し込み方法をまとめました。
一通り流れをつかんで、挑戦してみましょう。
受験級を決めよう
英検級のレベルを知ろう
英検級のレベルは以下のとおりです。
英検級 | 対象年齢 | 単語数 |
英検ジュニア ブロンズ | 小学校低学年 | |
英検ジュニア シルバー | 小学校中学年 | |
英検ジュニア ゴールド | 小学校高学年 | |
5級 | 中学1年生 | 約600語 |
4級 | 中学2年生 | 約1300語 |
3級 | 中学3年生 | 約2100語 |
準2級 | 高校2年生 | 約3600語 |
2級 | センター試験レベル | 約5100語 |
準1級 | 大学生 | 約7500語 |
1級 | 大学上級 | 約10000~15000語 |
上の表では小学生では英検ジュニア、中学生から英検ですが、
実際のところ、小学校高学年では1か月くらいの準備で英検5級に合格している方が多いです。
小学校では英語慣れの英会話に重点がおかれているので、
筆記は半分くらい正解、リスニングではほとんど満点という合格の仕方が多いです。
ですので、特に「低学年から試験慣れさせたい」というのでなければ、英検ジュニアではなく
小学校中~高学年で英検5級から受け始めてもよいかと思います。
私立の中学受験などで加点がもらえるのは英検4級、3級からが多いようです。
4・5級は、筆記、リスニング(全て4択のマークシート)
3級以降は、筆記、リスニングに加え、作文、面接があります。
実際に過去問を解いてみよう
英検のホームページに過去3回分の過去問が掲載されています。
そこから、実際に1回分の過去問を解いてみましょう。
筆記とリスニングがありますが、リスニングまで解いてください。
解答が掲載されているので、〇つけをします。
では、何点とれればよいのでしょうか?
英検の合格基準は、65%程度です。(毎回の合格率を同等にするため、多少前後します)
70%位とれていれば(例えば、35問正解/50問)、その級で合格の見込みがあります。
これは、何級を受験するか、英検までどれだけ時間があるかによります。
例えば、英検の1か月前で5級を受験するのでしたら、私はGoを出しますが、
3級でしたら、もう少し基礎に時間をかけた方がいいかも・・と思います。
これは、上の表のように、5級のテストでは5級の範囲の文法・単語のみしか使われませんので、初歩的な単語、熟語を繰り返し解いて覚えればよいのですが、
3級の場合は中学文法3年分+2100語が範囲なので、あと5問の正解をとるというのがなかなか難しいからです。
さて、受験級が決まったら、次は受験日を決めましょう。
受験日を決めよう
英検の試験は、毎年3回。
- 1月(申し込みは11月前後)
- 5月(申し込みは4月前後)
- 10月(申し込みは8月前後)
に開催されています。
3級以上は2次試験の日も確認しましょう。(3級~準1級はCBTというコンピュータテストで毎週土日にも受けられます。)
準会場(学校・塾など団体で受験する場合)は、場所によって受験日が異なります。
保護者が送り迎えをすることもあると思いますので、都合の良い日を選びましょう。
英検に申し込む
申し込み期間が決まっているので、締め切りに注意して申し込みましょう。
こちらの英検申し込み画面から申し込みます。
申し込み方法には以下があります。
- インターネットでクレジットカード(一番楽チン)
- コンビニで申し込み
- 特約書店で書面で申し込み
いずれの場合も、申し込むと「スタディギア」という英検のeラーニングが無料で使用できるクーポンがもらえます。これはスマホアプリからも勉強できて便利です。
申し込み後は?
その後は、以下の流れになります。
- 英検から受験票が届く
- 1次試験
- 1次試験の結果が届く(解答速報は試験の次の日に発表されます。)
- 2次試験(1~3級で1次試験合格者のみ)
- 2次試験の結果が届く
まとめ
1.自分が受験する級を決めて、
2.日程を決めて、
3.申し込む、というのが手順になります。
小学生のうちに、5級や4級を試してみるのがおすすめです。
[…] 前回の記事で英検の申し込み方法ついて記載しました。 今回は申しこんだ後の疑問にお答えします。 […]