すでに英語が好きでない小学生が増えてきている、という話を聞きました。
学校の授業も意味がわからず、英語が上手な子と比べてしまって苦手意識をもってしまう。
これだけ英語が重視されるなか、それを無視し続けるのも逆にストレスだし、
英語との付き合いはしばらくあるのだから英語に対して前向きになれれば自己肯定感もあがるのに・・・
と親は思いますよね。
とはいえ、何がきっかけでいつ英語に興味をもつかというのは人それぞれ。
そこで、ここでは、周りからの働きかけのご提案をいくつかさせていただきます。
ラジオやテレビの基礎英語などを親御さんが習慣的に聞いてみましょう。
英語の音楽をかけるのもいいですね。
お母さん、お父さんの習慣としてかけるのが日常になると子供も案外小耳にはさんで何かフレーズを覚えるかもしれません。
ジュニア英検はイラストがたくさんで親しみやすく、自分でも準備ができます。
周りは英検を受験している子が多いかもしれませんが、自分に合ったスモールステップから挑戦して、自信をつけていくのもよいと思います。
ジュニア英検、これならわかるかも。
他のこと、自分の好きなことなどで自信を持たせる必要があるので、好きなこと(好きな習い事)をやる前に英語の学習を組み合わせてみてはどうでしょう?
ダンスが習いたい!という子にはダンスレッスン前に単語3つ覚える約束など。その結果少しづつその単語が学校などで役に立つと英語を受け入れられるかもしれません。
例えば日本と他の国の関係、ミャンマー、アメリカ、台湾など各国が抱える問題について分かりやすく説明してあげる(池上彰さんに解説してもらってもOK)。各国の災害の問題や学校でも習うSDGs関連のニュース触れて、まずは海外に興味をもってもらうのはどうでしょう。
今解き教室は中学受験対策にもなってお勧めです。
(教材はお勧めですが購読すると毎月届くので積読になる可能性も。購読は興味があるか確かめてからが良いと思います)
何の習い事や塾でも同じですが、フランチャイズの英会話スクールなどで教材は同じであっても先生によって質が全く変わります。ですので、一か所の見学で合わなかったとあきらめず、お子さんに合う場所が見つかるまでお試しで参加し続けてみるのもいいかもしれません。
楽しくなってしまえば自ずと英語を好きになってくれると思います。(お子さんを楽しくさせて高額教材を売るところにはご注意ください。) 一方で、楽しくても同じ内容の繰り返しで進歩が見られないようでは仕方ないので、その英語教室で進歩が感じられるか、英検受験など(進歩が確認しやすい)にも対応しているか、など一度通わせた教室も折を見て見直していきましょう。
外国に住むと英語がしゃべれるようになるというのは、しゃべれないと「もどかしい」「くやしい」「不便」「話せたらいいのに」という思いをして頑張って学ぶからだと思うのですが、
国際交流イベントなどに参加して(ホストファミリーはさらに効果的)「話したい」「話せないとちょっと不便」という状況をあえて作り出してみるのも一案だと思います。今はコロナ禍なので、オンラインイベントなどもよいですね。
英語のスクールに通うのがおすすめなのも、楽しさを覚える他に仲間がいると続けやすいという側面があるためです。実際、うちの子も小学校2年生で英検5級に合格した後、英語の勉強が続かず4級はなかなか受かりませんでした。そこでオンラインクラスの1つに入れたところ、とりあえず毎週のレッスンには出る習慣がついて、宿題もなんとかやるので、とんとんと合格していきました。親の私と2人だけだと「後で~」など甘えが出てしまって続かないのですが、他の生徒さんと一緒に学ぶことで英語力が自然と(?)身についています。
あの手この手の働きかけ例をご提案させていただきました。
いずれにしても、すでに英語がちょっとイヤというお子さんが相手ですので、無理強いは逆効果です。効かなければ引きましょう。小学生でやる気が出なくとも、その後にやる気が出る可能性は多いにあります。