東南アジアには英語を上手に話す子がたくさんいます。
あれ?
日本は先進国だよね?
英語教育は遅れているの?
って、思いますよね。
私も、どんな英語教育を受けているのかな~、と
フィリピン、インドネシア、マレーシアの英語が上手な子ども、
またはその親御さんに聞いてみたことがあります。
「どうしてそんなに英語が上手なの?」って。
すると、 大体皆さんの答えは共通していて、
- 先生が教えてくれる
- 家でもたまに英語を話すことがある
- 英語のアニメを見る
ということでした。
総じてアジアの国は英語教育には熱心です。
経済的な問題から、
よりよい生活を求めて英語圏に移住したり、
英語圏の会社の下請け仕事をしたり、
観光産業についたり、
外貨を稼ぐため英語が必要と考える人が多いので、
日本の経済圏で何とかなってしまっている日本人よりも英語の習得はより切実なのだと思います。
そして、英語を話せる人口が多く、英語を仕事で使う人も多いので、 英語の授業はより欧米のESL(第二言語習得法)に近いもので、質が高い教師が多いのです。
そんなアジア各国の家庭では、
母国語以外にたまに英語で会話するという家族も多いようです。
親も英語が話せて、英語教育への意識も高いので、家族の会話に自然に英語を取り入れます。
「今から2時間は英語しばり」とルールを決めて話す家庭や、
私の友人家族の場合、私がいるところでは家族みんながなるべく英語を使ってくれたりなど、自然に英語に切り替えて使っていました。
また、こどもたちは3~5歳位の小さいころから、テレビやYouTubeなどで英語のアニメを抵抗なく見ているようです。
これは日本のように自国産の面白いコンテンツがないということも多少あるのかもしれません。
日本人だったら、日本のアニメがたくさんあるので、分からない言葉よりもわかる言葉を選んでしまいますよね。
親が英語のアニメを勧めて、子どもは自然に見ているようです。
以上のような環境から、アジアの国の子どもたちは英語が上手になります。
英語が上手な子供が親になって、その子供にも英語教育をする・・、
というサイクルが回れば益々英語が上達していきます。
日本でも英語教育に力を入れるようになってきたので、英語が上手になるサイクルが回るとよいのですが・・、
今後に期待、というところでしょうか。