「4月のワークのお陰で、このクラスで生きてこれました」
という感想を沢山もらっている、という不登校を少なくできる学級開きのワークです。
そんな魔法のような方法があるのかな??と半信半疑でしたが、とても興味があったので参加しました。
実際にワークを経験させていただいて、よさそうな印象を受けましたよ♪
他の参加者の方は、中学・高校の教師、企業の社員研修担当の方などでした。
講師は元高校教師で心理学コンサルタントなどもされている方。特に不登校の問題に取り組まれています。
このワークは講師の方が、
国分康孝さんの
「グループ・エンカウンター」という手法と
「ピアカウンセリング」の手法を組み合わせて講師の方が考えられたそうです。
「グループ・エンカウンター」や「ピアカウンセリング」は、グループで行うカウンセリングですが、それを簡素化し短時間のワークにされています。
生徒たちのおしゃべりの場を設けるワークで、お互いに質問をする時間をとり、簡単な質問をし合います。そこで、共通点をみつけると急に親しくなったりするそうです。
具体的には、例えば、
- 席がお隣のペアでじゃんけんをし、勝った方が質問し、負けた方が答えます。
- その後、役割を入れ替えて先程の反対の人が質問して、反対の人が答えます。
- 終わったら、全体に戻って先生とまとめをする、という感じのワークです。
これを、隣の人とだけでなく、列を変えたりしてなるべく多くの人と組んでワークをしていきます。
席が近くの人からやるのは、お弁当を一人で食べるのがしんどいので、お弁当仲間を作るためだそうです。
4月に何回かやったら、席替え、班替えの折にもワークをするそうです。
実際、ワークを体験して、なるほど、最初は照れるかもしれないけれども、 これを繰り返したら仲良くなれるのかもしれないと思いました🤗。
生徒たちも新学期にこの時間をとってもらえるのは嬉しいのではないでしょうか。
講師の方は、
「最近の子供たちはコミュニケーションが苦手だけれども、本当はみんなつながり合いたいと思っている」とおっしゃっていました。
うんうん、確かにみんなつながりたいですよね。。
このワークをする前には教師が心理的安全性を確保していなければなりません。
具体的には、生徒たちを「人として尊重」し、生徒に対して「怒らない」、「否定しない」などをこころがけます。
決して生徒を直そうと思わず、良いところを見つけて受け入れる気持ちでいるのが大切だそうです。
こんな風に学級での心理的安全性を確保して、子どもの「つながりたい」欲求を真剣に考えてくれる先生が増えたらいいな~と思いました。
そんなわけで・・、
オンラインだと横のつながりが生まれにくいのを感じていたので、
本日のオンライン英語レッスンでも早速ワークを入れてみました☝。
“What’s your favorite animal?”を応用して、
”What’s your favorite color(sport、food)?”
などを、
じゃんけんで勝った人に聞いてもらいます。次に負けた人に聞いてもらいます。
手順を説明してZoomのブレイクアウトルームで2人組にしたのですが・・(Zoomには参加者を小さな部屋に分ける機能があります)、
最初の説明が伝わっていなかったようで、2人で黙ってしまうお部屋がありました・・。
全部のお部屋でワークが出来ているか、ホストが見回らないといけませんでしたね。(反省)
その後、手順を確認したので、ワークの成果に期待してまたトライしてみたいと思います。