レジリエンスとセルフエフィカシーが鍛えられます。
アップヒルでは、英検受験をおすすめしております。
英語を学習していて確実に力はついていても
今はどのレベルというのがなかなか本人もわからないですよね。
英検を受験することで、
英語力の目安にもなりますし、
人によってはモチベーションにもなります。
英検級を持っていると受験などにも使えます。
大体みなさん、英検を受験されるのですが、
2級以上の難しい級になってくると、
一回の受験では合格しないこともあります。
合格しない主な理由は、今までの級の延長線で半年~1年後にとんとんと合格すると考えてしまう、
もしくは、中学受験などの都合で早めに受験させるなど、
学習量と比べて受験するのが早すぎることが多いです。
受験までに要する期間は大体以下のようになっています。
難しい級になると、今までより勉強時間も必要ですし、その長い勉強時間をあきらめずに継続することも必要になってきます。
でもですね、私は受験したい子を止めることをあまりしません。
受験に向けてスパートをかけることで勉強量が増えますし、
経験にもなるので、よいことだと思うからです。
それに、試験に挑戦して不合格になっても、
その後継続して頑張って合格することが良い経験になると思うのです。
うまく行かなくても乗り越えることで身に着く力、
レジリエンス(resilience)とセルフエフィカシー(self-efficacy)です。
レジリエンスは、精神的な回復力。
セルフエフィカシーは、自己効力感。
一言でいうと
失敗しても、私はやれる、大丈夫。
という気持ちをもてること。
私はやればできる、という自分への自信です。
うちの長女が大学受験で浪人を経験して、
身についたなぁ、と見ていて思うのが、
このレジリエンスとセルフエフィカシーです。
全落ちからの、七転び八起きの精神。
現役生で合格がもらえなかったときは、
最初はつらくて、眠れなかったこともあったようですが、
浪人生活を通して、他の浪人生と一緒に頑張ることでだんだんとペースを作っていきました。
そのプロセスでも、
勉強量に比例して成績がとんとんとあがっていって、
模試の結果や、実力テストの結果、
成績優秀で名前が張り出されるなど、
頑張りが結果に結びつくのが実感できていました。
ただ、大学受験は年に1回ですし、運や体調、ホルモンバランス、本番力、費用の問題など、様々な要因で、頑張った分が必ずしも結果に結びつかないこともあります。
一方で、英検などの検定試験は年に3回あるので挑戦のチャンスが多く、
やればやるだけ確実に力もついて、努力が結果に結びつくことが多いと思うのです。
過去問をいくつか解くと分かりますが、出題傾向も出題単語も範囲が決まっています。
惜しくも不合格でも、あと少しだったというのが目に見えますし、
どのスキルが弱かったのかも分かって、次に向けて対策が立てられます。
ですので、小学生、中学生のうちからこのような試験を通して、
頑張ってみて、結果に結びつくこともあれば、
思うようにいかないこともある、という経験を積めるのは良いことだと思うのです。
このような経験を通して、「まぁ、次はなんとかなる」という
レジリエンスとセルフエフィカシーが身に着いたら、
人生を生きる上で大切な力になります。
大学受験のことを言いましたが、
たとえ大学受験で志望校に縁がなくても、そこから回復できるレジリエンスと
その後の自分の人生を舵取りできるセルフエフィカシーがむしろ大切ですよね。
というわけで、英検の結果が合格にあと少し足りなかったとしても大丈夫、
次につながるように励ましてあげてくださいね。
みんなで一緒に学習を続けていきましょう!