英検は小学生でも受験する方が多く、試験の練習のために受けてみようという方もいらっしゃいます。
試験の練習ですから、試験前の準備と、時間配分なんかも考えて備えたいですね。
そこで、今回は英検1次試験の時間配分について書いてみます。
筆記試験のペース配分について、
今回は5級、4級、3級を見ていきましょう。
それ以降の級もリクエストがありましたら、書いていきます。
まずは試験の制限時間を確認しましょう。
筆記 | リスニング | |
5級 | 25分 | 22分 |
4級 | 35分 | 30分 |
3級 | 50分 | 25分 |
リスニング部分は録音音声のペースで進みますので今回は割愛して、筆記の時間を見ていきます。
筆記にかけられる時間25分の中で大問3つ(計25問)を解きます。
マークシートと、問題用紙にも回答を〇していきましょう(解答速報をみて答え合わせができます)。
ざっくりした目安として1問に1 分かけられますが、大問1は1分もかからない問題のため、余ると思います。
以下、大問毎の時間配分です。
1単語の空所補充が15問あります。これを10分で解答しましょう。
会話文の空所補充が5問 あります。これを5分で解答しましょう。
並べ替えが5問あります。並べ替えて、1番目と3番目にくる単語の組み合わせを解答します。
これを5分で解答しましょう。
見直しをしましょう。
- 解答がずれていないかな?
- 大問2は、解答を入れて会話文をもう一回読んでみましょう。
- 大問3の並べ替えは、主語+動詞の順番になっているかな? 疑問文、否定文の場合はその形になっているかな?
筆記にかけられる時間35分の中で大問6つ(計35問)を解きます。
マークシートと、問題用紙にも回答を〇していきましょう(解答速報をみて答え合わせができます)。不安な問題は△などの印を入れて後で効率よく見直せるようにしておくとよいです。
解く順番は上からでよいと思います。5級と同じく1問1分なのですが、長文読解が入るので、5級ほど時間は余らない感覚になります。
1単語の空所補充が15問あります。これを7分で解答しましょう。
会話文の空所補充が5問 あります。これを4分で解答しましょう。
並べ替えが5問あります。並べ替えて、1番目と3番目にくる単語の組み合わせを解答します。
これを4分で解答しましょう。 (大問3までを15分で終わらせ、残りの20分を長文に残すペースです。)
掲示・案内文を読み取る問題です。 問題数は2問なので、3分で解答しましょう。
Eメール(手紙)のやりとりを読み取る問題です。 問題数は3問です。7分で解答しましょう。
テーマのある説明文を読み取る問題です。 問題数は5問です。10分で解答しましょう。
見直しをしましょう。
5級ほど時間が余らないため、不安な問題を中心に見直しましょう。
長文問題は実は文法が分かっていなくても回答しやすい得点源です。あせらず取り組んでいきましょう。
筆記にかけられる時間50分の中で大問5つ(計30問)+ライティングを解きます。
マークシートと、問題用紙にも回答を〇していきましょう(解答速報をみて答え合わせができます)。不安な問題は△などの印を入れて後で効率よく見直せるようにしておくとよいです。
3級からはライティングが入りますが、これもしっかり型を覚えれば得点源となる部分ですので、しっかり練習して得点していきましょう。
そのためライティングに一番初めに取り掛かることをお勧めします。
1単語の空所補充が15問あります。これを7分で解答しましょう。
会話文の空所補充が5問 あります。これを4分で解答しましょう。
掲示・案内文を読み取る問題です。 問題数は2問なので、3分で解答しましょう。
Eメール(手紙)のやりとりを読み取る問題です。 問題数は3問です。7分で解答しましょう。
テーマのある説明文を読み取る問題です。 問題数は5問です。10分で解答しましょう。
15分で解答しましょう。
見直しをしましょう。
不安な問題を中心に見直しましょう。
ライティングはなるべく確実にとっていきたいので、問題文に沿った解答ができているかを確認しましょう。つまり、上図のような問題ですので、
- 解答がQuestionに対する回答になっているか。
- 自分の考え、理由を2つ書いているか
- 語数は制限内(25語~35語)か
- 解答欄に書いているか
を確実にしてください。スペル間違えは自分で読んで気が付く程度に直せばよいです。
時間が余って、見直しも終わった場合は、リスニング問題を確認していてもよいでしょう。
当然ながら、級が上がるにつれて、問題数が増え時間配分がシビアになっていきます。
過去問から対策し、時間配分を考える、という練習を今後のために積んでいきたいですね。
過去問を解くときに、時間配分を考えてかかった時間を記録していってください。段々とこのペースでやればよいという感覚がつかめてきます。