単語を覚えるのに苦労されている方が多いので、単語帳のつくり方をご紹介します。小学生では単語帳を作ったことがある方は少ないですよね。英語の学習では自分にあった単語帳を作っていく必要があるので、私がお勧めの方法をご紹介します。
自分にあった単語帳とは、
・作りやすく
・見直しやすい、単語帳です。
面倒くさくならず、見直しし易いことを優先してできるだけ簡単にしています。
単語帳の準備
まずは、単語帳を用意します。学校で使うようなB5ノートでもよいのですが、
- 持ち歩きできる小さめの手帳サイズの(隙間時間に確認できる)
- リングノート(そのページを開いて目の届くところに置いておける)
が見直しに便利です。100均のものでよいですよ。
単語帳を作ろう
ページを半分に折ります。縦線などを書いてもいいですが、半分に折るのが定規もいらないので手軽です。
片方に英語、もう一方に日本語を書きます。日々出会った単語・熟語などを追加していってください。
最初の方は書きすぎると覚えきれないので、覚えようと思うものだけでOKです。発音やアクセント記号などは、間違えそうと思うものだけに書けばよいと思います。
単語を覚える
以下、3ステップで単語の覚え方をご紹介します。
日本語を隠して、英語だけを見て、日本語で意味を言ってみてください。
できなかったところにはチェックを入れ、確認したら、次はチェックを入れたところだけ言ってみてください。
(チェックは✓でも、正の字などでもOKです。)
折り目で追って隠しても、手で隠してもOKです。日本語で意味を言います。「医者」「エンジニア」・・・
英語を隠して、日本語だけを見て、英語を言ってみてください。
同じように、できなかったところにはチェックを入れて、チェックを入れたところだけもう1ラウンド挑戦してください。
英語を言います。「doctor」「engineer」…
日本語だけを見て、英語を書いてみてください。
同様に、できなかったところはチェックを入れて、そこだけ繰り返します。
✍えんぴつかペンで書いてみましょう。
とりあえずその単語が分かればいい場合(英検の筆記対策など)は①まで。
会話などで使おうと思っている場合は②まで。
定期試験対策や、ライティングで使う場合は書ける必要があるので③まで、やってくださいね。
見直しもしよう
一度覚えた単語もしばらくして見直すのがポイントです。
有名な「エビングハウスの忘却曲線」という短期記憶の忘れる度合いのグラフがあります。
エビングハウスによると、20分で覚えた内容の42%を忘れるそうです。
でも安心してください。
下の表のように繰り返すことで、短期記憶にある記憶が徐々に長期記憶に移っていきます。
人間は「繰り返し目の前に現れるもの=重要なもの」と認識するので、記憶に残るようになります。
忘れてしまったら、気にせずすぐに確認して、記憶を新しくしてあげましょう。
また、単語などの記憶も「慣れ」があります。中学校に入る前に少しづつ暗記に慣れていけるとよいですね。